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『最強のふたり』のフランソワ・クリュゼ主演!
名匠ジャン・ベッケル(『画家と庭師とカンパーニュ』)とタッグを組んで描く、終戦後のフランス版“忠犬”物語!
トリュフォーやゴダールから敬愛されたフランスを代表する監督ジャック・ベッケルを父に持ち、『クリクリのいた夏』(99)、『ピエロの赤い鼻』(03)など、登場人物のほろ苦い戦争体験をフランスの美しい田園風景とともに描くことで知られる、86歳の名匠ジャン・ベッケルの原点回帰にして、集大成と言える最新作は、第一次世界大戦後のフランスの美しい片田舎で、主人を待ち続ける一匹の犬と勲章にまつわる、戦争の傷とそれでも絶えることのない愛と信頼を描いた感動作だ。

1919年、平和が訪れたばかりのフランスの田舎町。猛暑が続く留置所の外で、黒い一匹の犬が昼夜を問わず吠え続けている。その中では戦争の英雄ジャック・モルラックが国家侮辱罪で収監され、頑なに黙秘を続けていた。真相を調べるためにやってきた軍判事のランティエ少佐は、ジャックの体験した戦争の現実を調べていくうちに、農婦にしてはあまりに学識豊かな若い女性ヴァランティーヌと幼い息子の存在が浮かび上がる。苛酷な戦場で何があったのか?戦争を経て、愛し合う男女の間に何が?それを探る判事はどのような決断を下すのか? 真実は、戦地を共にした“一匹の犬”だけが知っている―――。『殺意の夏』(83)以来、36年ぶりにベッケル監督作への出演となる仏セザール賞の常連、フランソワ・クリュゼがランティエ少佐役を、『ダリダ~あまい囁き~』(17)のニコラ・デュヴォシェルがジャック・モルラック役を演じる。
仏ゴンクール賞受賞作家のベストセラー歴史小説を映画化!
原作は、フランスで最も権威のあるゴンクール賞受賞者で、国境なき医師団の創設者としても名高いジャン=クリストフ・リュファンによる、史実をベースにした同名歴史小説でモーリス・ジェヌヴォワ文学賞を受賞しているベストセラー。『インド夜想曲』(88)、『めぐり逢う朝』(91)でセザール賞撮影賞を受賞したベテラン、イヴ・アンジェロよって美しくも切なく切り取られた、郷愁をくすぐる甘やかな風景も観る者の胸に残る。
2016年フランスで「一番美しいボースロン」に選ばれた名犬による奇跡の演技!
劇中重要な役割を果たす“忠犬”を演じたのは、ボースロン(フランス原産・ドーベルマンの原種犬)のイェーガー3歳(撮影時)。顔・頭・体格がよい美形犬種として知られ、中でもイェーガー君は2016年フランス国内で「一番美しいボースロン」に選ばれた名犬中の名犬!一部父犬のカルマも登場しているが、わずか2頭で撮影を乗り切るのは大変稀なこと。
とある戦争の英雄と、一匹の犬の真実の物語
1919年、夏の盛り―――。終戦後の平和が訪れたばかりのフランスの片田舎。第一次世界大戦の英雄で武勲をあげたはずのジャック・モルラックがひとけのない留置所に収監され、頑なに黙秘を続けている。この男を軍法会議にかけるか否かを決めるため、パリからやって来た軍判事のランティエ少佐は、留置所の外で吠え続ける一匹の犬に関心を寄せる。そして、モルラックを調べるうちに、農婦にしてはあまりにも学識豊かな恋人ヴァランティーヌの存在が浮かびあがり…。名もない犬が留置所から決して離れようとしないのは、忠誠心からなのか? 判事の登場は真実を解き明かし、傷ついた人々の心を溶かすのか?
なつかしいフランスの田舎を舞台に、必死に生きる男たち。女と忠実な犬。
物語はさりげなく錯綜して静かに胸熱くすすんでいく。
伝統的なフランス映画の風に吹かれて、熱い感動にふるえた。
椎名誠
作家
戦地で働くソルジャードッグをはじめ、警察犬や災害救助犬、盲導犬やセラピードッグ、 パラリンピックの伴走ランナーに至るまで、イヌと人間の共生が広がっている現代社会。 戦争で傷ついた人間たちに、愛と信頼を教えてくれる忠実なイヌの姿に、 きっと誰もが心打たれることだろう。
久保田 和馬
Movie Walker